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健康な体を作る運動

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犬に散歩はいらない?

「犬には散歩なんていらない」という人もいるそうですね。「小型犬は散歩がいらない、と言われて飼い始めた」と言う人もいました。「犬の専門家」を自認する人がそう言っている、とも……。

まぁ、そこへの突っ込みは横に置いといて、今回は、散歩が犬にもたらすメリットについてお話をします。

有酸素運動と無酸素運動

ウォーキングやエアロビクス、水泳など、さほど強度は高くなくて長い時間やり続けられる運動は「有酸素運動」と呼ばれます。比較的長い時間歩く散歩などがそうです。ただし、ヒトの場合、散歩が有酸素運動となるためには少し汗ばむ程度でかつ20分程度以上続ける必要がありますので、歩いたり立ち止まったりしながらではなく、やや早歩きで歩き続けることがポイントとなります。犬の場合はカラダが汗ばむことはありませんので、軽く舌を出して荒い呼吸をする程度……でしょうか。
この有酸素運動、酸素を使ってエネルギーを発生させる運動で、その脂肪燃焼効果から「ダイエットに効果あり」というイメージが強いのですが、続けることで筋肉の質が変わって筋肉そのものの持久力(筋持久力)が強化されたり、カラダ中に酸素を循環させる心肺機能が向上されたりします。

これに対して、重量挙げや100m走などの短時間で一気に力を発揮するような運動は「無酸素運動」と呼ばれます。酸素はあまり使われず、グリコーゲンという糖を分解してエネルギーに変えます。犬が全力で坂道を駆け上がる時は、「無酸素運動」なのでしょうね。この運動は、筋肉の量を増やしたり、何もしなくてもカロリーを消費する量(基礎代謝量)を増やす効果などがありますが、呼吸でまかなえる酸素と異なり、グリコーゲンの貯蓄量はさほど多くはありませんので、長い時間同じ運動を続けることはできません。 ただ、どちらもカラダづくりにおいては欠かせない運動なので、バランスよく行うことが大切です。

運動は、もっぱら家の中

家の中でボール遊びや追いかけっこなどをやっても「運動」にはなりますが、あまり「有酸素運動」としての効果は見込めないケースが多そうですね。ダッシュしては休み、ダッシュしては休み、それもせいぜい10分程度で終わってしまうのでは、「無酸素運動」の効果はあるかもしれませんが、「有酸素運動」の効果はほとんど期待できそうにありません。それに、いろんな障害物の多い部屋の中を全力で走り回らせると、ケガの心配も増えてしまいます。
小型犬はリビングのスペースがあれば、十分に運動させられる……そう考える方もいらっしゃるとは思いますが、私たちは、たとえ超小型の犬であっても、それでは十分ではないと思うのです。

散歩中の脳トレ

犬にも健康的な散歩を

犬ヒトの場合、免疫力を上げる運動は、ややきつめの運動を長めにやることだという研究結果がたくさん出ています。つまり、すぐにへたりこむような高い負荷の無酸素運動よりも、ある程度長く続けられる有酸素運動の方が、カラダの健康には良いというわけです。私たちは、おそらく犬も同じだろうと推測しています。カラダの組成も免疫機能の存在も同じだからです。
多くの人や犬にとって、外の空気を吸うことは、カラダのみならずココロの健康にも寄与すると思います。そこは、多くの愛犬家が散歩の時の犬の喜びを肌身で感じていますので間違いないと思うのです。
あまり散歩されない方も、是非愛犬と一緒にやや長めの散歩を楽しんでみませんか? きっと愛犬の喜ぶ姿が見られると思いますよ。
散歩がもたらす良い効果は他にもたくさんありますので、これからも紹介していきたいと思います。

プロフ

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