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健康な体を作る運動

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ボール遊び

ボールを遠くに投げると一目散に駆けていって拾って来る、上に投げるとジャンプをしてキャッチする……。
ボール遊びって人も楽しく、犬も大興奮する楽しい遊びですよね。
でも、このボール遊び、やり方によっては愛犬が大ケガをする危険があるんです。

ボールを犬の後ろに投げる

犬と向かい合ってボールを犬の後ろに投げる場合、犬は急転回してボールをとりに行きます。その時の後肢の動きに着目してください。

後肢のひねり転回するのと逆側の後肢、つまり動画では左転回ですので、右後肢になるのですが、その右後肢を180度転回側にひねってますよね。この時、踏ん張った右後肢の「つま先が示す方向」と「膝の曲がる方向」に角度ができます。皆さんも右足つま先を固定して、左に急転回してみてください。足首への負担が大きいということがお分かりになると思います。
ヒザから上の大腿部が内側にひねられ、かつヒザ自体は内側に折れ曲がった状態になるのですが、これを「ヒザ関節の外旋外反」と言います。内側-内側なのに、呼び方は「外-外」なんですね。これはまたどこかの機会でご説明します。

後肢のひねりさらに、もう一方の転回する側の後肢、つまり左後肢もご覧ください。一瞬地面から離れますが、着地した後はヒザから上の大腿部が外側にひねられていますよね。この状態を「ヒザ関節の内旋」と言います。

この「外旋外反」と「内旋」は、ヒザ関節内の前十字靭帯に大きな負荷を掛けてしまうんですね。注意が必要です。

ボールを高く投げ上げる

ボールを犬の頭上に高く投げ上げると、犬は垂直にジャンプをして空中でキャッチ、そのまま後肢で着地します。人では、ジャンプの着地時に体重の2〜3倍の重みが下肢にかかるといわれていますが、犬も同じであれば 、後肢の足根関節やヒザ関節、股関節にかかる負担は大きいですよね。しかも、二足歩行のヒトと異なり、普段、犬は四肢歩行している動物です。
この運動でも、特に注意して欲しいのは「ヒザ関節」なんですね。着地時に脛骨と呼ばれるヒザ関節の下にある骨が前に突き出ようとします。これも前十字靭帯には大きなストレスになるんです。

楽しく安全なボール遊びを!

楽しいボール遊びもやり方によっては犬たちの肢を痛めることになりかねません。特に、まだ骨や関節が未熟なパピーや運動不足であまり筋肉が付いてない犬、高齢犬などは、できるだけ真直ぐ走らせる、 垂直ジャンプをさせない、急転回をさせないように注意して遊んであげましょうね。

プロフ

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