ウィジードッグクラブ

健康な体を作る運動

line

後肢のひねり

くつろぎの象徴「ソファー」

リビングの中心にあるソファー。ヒトも癒されますが、ソファーの上で家族と一緒にくつろいだり、お昼寝をしている愛犬の姿を見ていてもすごく癒されますよね。でも、このソファー、実は犬の体には大きな負担になり、ケガの原因につながるかもしれない危険なモノにも変わるんです。

室内でのトレーニング

楽しそうに、ソファーへの上り下りを繰り返す犬って多いですよね。トレーニングの観点から言うと、犬がソファーなどの段差を上がる時は、下の動画でご覧いただける通り、後肢を少し曲げて体重をかけながら前肢を高いところに近づけて上がるのですが、この動作は体幹や後肢の筋力強化につながり、肩関節や股関節の可動域を維持・改善してくれる運動になるんです。

そして段差を下りる時は、ほぼ重力にまかせて前肢をついてからその後後肢を着地します。着地の時に前肢の伸筋をブレーキとして使いますので、筋力強化につながります。さらに着地の衝撃により骨に圧電効果が生じ、骨が強化されることになります。

ここまで読むと、段差の上り下りって、何だか犬のカラダにはいいことずくめのような感じしますね〜。でも、このソファーという家具。ヒトにとっては大した高さでなくても、犬にとっては結構高いんです。

飛び降りるリスク

次の動画をご覧ください。この大型犬にとってはほぼ背の高さの段差を飛び降りる動画です。ソファーは、中型犬なら背の高さ、小型犬にとってはそれ以上の高さになるのが多いのではないかと思います。

いかがですか? いかにも脊椎を痛めそうな背中の反り方ですね。

でも、実は、もう一つ注目して欲しいのは、「ヒジ」や「カタ」なんです。通常の速度ではわかりにくいので、動画をスローモーションにします。「ヒジ」や「カタ」に注目してください。

いかがでしょうか? 普段は四本肢で支えている全体重を前肢だけで支えています。しかも、特にヒジ関節をクッションとして使っていますよね。ケガをしてもおかしくない負荷です。

しかも、この動画を撮影した場所は、ざらついた木材でできた駅前広場の階段なのですが、着地点が室内の滑りやすいフローリング床やずれやすいマットだったら、と考えると怖くなりませんか?

少しぐらい無理をさせる、つまり負荷を与えないとカラダは作られません。それはヒトも犬も同じです。でも、無理のさせ方はその犬それぞれで異なりますので、ちょうどいい負荷はどれくらいなのか一概には言えません。

まずは愛犬のケガを未然に防ぎ、安全に健康に暮らせるよう生活環境を見直すことも大切なことだと思います。

プロフ

健康な体を作る運動

ウィジードッグクラブ